「ようこそ」という言葉をこれほど頻繁に口にする国は他にありません。そしてエジプト人がその言葉を口にするたび、それは本心からの歓迎です。悠久の歴史を持つ古代エジプト文明が人々を魅了し続ける一方で、現代のエジプト人も同じように驚くべき存在です。
シワ・オアシス旅行ガイド
シワ・オアシス旅行ガイド
エジプトの広大な西砂漠から蜃気楼のように現れるシワ・オアシスは、その周囲の荒涼とした風景に反して、緑豊かな宝石のような存在です。近づくにつれて、鉱泉、塩湖、オリーブとヤシの木々の海に囲まれたこのエデンの島の光景は、まさに奇跡的なものです。
シワの中心には、オアシスの主要な町であるシャリがあります。ここでは、過去があらゆる角度から語りかけてきます。町の中心にそびえるシャリ・フォートレスの奇妙でありながら魅力的な遺跡は、過ぎ去りし時代の証です。その砂道を歩くと、伝説に包まれたオラクルの神殿に出会います。ここはアレクサンダー大王がシワの神託から知恵を求めて訪れた場所として有名です。時を超える旅は、伝説の女王クレオパトラがかつて入浴したと言われるクレオパトラの池でのひとときによって続きます。シワでの体験は、シワンの工芸品や魅力的なシワ・ハウス博物館でその豊かな文化を探求することで完結します。
冒険を求める人々には、グレート・サンド・シーでの砂漠サファリや、西砂漠の波打つ砂丘を四輪バイクで走り抜けるスリルが待っています。オアシスは、釣りに適さないほど塩分が高い湖に囲まれ、オリーブとヤシの栽培が行われる古代の中心地でもあります。30万本以上のヤシの木、7万本のオリーブの木、数多くの果樹園が広がり、シワはハヤブサやウズラなど多様な鳥類の楽園となっています。これらの緑豊かな果樹園を歩くことは、自然との静かなふれあいであり、オアシスの静けさこそが最も魅力的な魅力です。
シワの中心に立つのは、13世紀のシャリ・フォートレスで、これは地元の塩湖から採取された塩岩と泥を混ぜ合わせたケルシェフで建てられています。この砦は、毎回の降雨によって徐々に浸食されており、時間の無情な流れを痛感させます。頂上に登ると、オアシスとその周辺の息を呑むような景色が広がり、シワの永続的な美しさと静けさを象徴するパノラマが広がります。
作成日:2020年3月18日
更新日:2024年8月
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